2007年08月07日
ヒグマ:kamuy カムイ
大自然を悠然と跋渉する陸の王者ヒグマ
過酷な大自然の中で250kgの巨体に成長するものもあるという
私たちに恐れと共感を抱かせるこの存在はアイヌ語でkamuy カムイ(=神)
丁寧にkimunkamuy キムンカムイ、nupurikorkamuy ヌプリコロカムイとも呼ぶ
※kim(=山)un(=にいる) nupuri(=山)kor(=を持つ)
大自然の中ではまだお目にかかっていないのが残念
アイヌ語でkamuy カムイを名前(の一部)に冠した動物は少なくない
自然と共生し自然物に偉大な精神を感じたアイヌにとりkamuy カムイとは自然の別名でもあった
2007年08月03日
オオウバユリ:turep トウレプ
※写真は 撮って置きの日々(旭川のまりあさんのブログ) より
風土に適合して群生し、広大なお花畑をつくるオオウバユリ
オオウバユリの鱗茎はアイヌ語でturep トウレプ
そのでんぷん質はsito シト (=だんご)などにされ、最も代表的な食料になってきました
アイヌ語のtu(=二つの)…re(=三つの)…という慣用表現は、たくさんの…を意味します(p=もの)