2006年04月27日
「丘のまち」美瑛:piye ピイェ
暮らしの基盤である農地が「丘のまち」のフレーズでとても有名になった美瑛町(上川郡)
ゆるやかにうねる丘と「美瑛」という透明で硬質な地名が人々を魅了する
意外にも、その名前は美瑛川をアイヌ語でpiye ピイエ(=油っこい、油ぎる)と呼ぶことから
美瑛川は噴煙を上げる十勝岳を源流とし、その水に硫黄などを含み青緑の光彩を放つ 続きを読む
2006年04月26日
ハマナス:maw マウ
潮かをる北の浜辺の
砂山のかの浜薔薇よ
今年も咲けるや (石川啄木)
とうたわれたハマナス(ハマナシ) 夏の浜辺を鮮やかに彩る
夏の終わりとともに赤く色づく甘いハマナスの実はアイヌ語でmaw マウ
2006年04月20日
ニリンソウ:pukusakina プクサキナ
山野草として愛されるニリンソウの純白の清楚な花は印象的
意外ながら最も代表的な山菜の一つでもありアイヌ語でpukusakina プクサキナという
※pukusa(=ギョウジャニンニク)kina(=草、山菜)
2006年04月18日
2006年04月01日
アイヌは空を「天上の湖」と考えた
<写真>流れる彩雲……onne-to(オンネトー 足寄町)
を想いおこさせる
仰ぎみる空を、アイヌ語ではkantokotor カントコトロ又はnis(nisor) ニシ(ニソロ)とよぶ
※kan(=上の)to(=湖沼)kotor(=のこちらの面・の表面)nis(=空)or(=の所)
また、雲はniskur ニシクルという
※nis(=空)kur(=影)